イビデン株式会社は、2026年8月5日、2027年3月期第1四半期決算で電子事業とセラミック事業の収益動向を発表しました。電子事業はAIサーバー向け基板が伸び、セラミック事業も半導体装置部材とEV電池用安全部材の回復で増収増益となりました。
電子は売上775億円、営業利益213億円
電子事業の営業利益率は20%台後半となり、全社利益の中心です。セラミック事業は売上243億円、営業利益32億円で、半導体製造装置向け特殊炭素製品やEV向け部材が伸びました。両部門は半導体・自動車の設備投資サイクルが異なり、需要の分散効果があります。
高収益部門への集中リスク
電子事業の比重上昇は利益成長を加速しますが、主要顧客の設計変更や在庫調整が全社へ与える影響も大きくなります。投資家は部門別受注、設備稼働、減価償却、顧客構成を確認する必要があります。セラミック事業が安定収益を確保し、電子部門の変動を補えるかが事業ポートフォリオ評価の要点です。
また、会社が今後開示する定量目標と実績の差、関連投資を営業キャッシュフローで賄えるかも確認項目です。
発表後は月次・四半期の主要指標で計画の実現性を検証し、外部環境の変化も継続して確認する必要があります。