デンカ、中間営業利益予想を170億円へ上方修正—売上減でも価格改定効果を反映

デンカ株式会社は、2026年8月7日、2027年3月期中間期の営業利益予想を120億円から170億円へ引き上げたと発表しました。売上高予想は2,100億円から2,050億円へ下げる一方、経常利益は70億円から110億円へ修正しました。

数量弱含みでも利幅が改善

電子・先端製品の需要が堅調で、ポリマー製品では中東情勢に伴う原燃料高に対応した価格改定と在庫受払が一時的な利益押し上げになります。一方、ライフイノベーション製品の需要は想定を下回ります。売上減と利益増が同居するため、製品構成と一時要因の確認が必要です。

最終利益ゼロ据え置きの理由

親会社帰属の中間純利益予想はゼロに据え置きました。米国子会社Denka Performance Elastomerの事業整理損失を特別損失に計上する見込みだからです。投資家は営業段階の改善が下期も続くか、整理費用が想定内に収まるか、通期予想が第2四半期決算時にどう見直されるかを注視する必要があります。

また、会社が今後開示する定量目標と実績の差、関連投資を営業キャッシュフローで賄えるかも確認項目です。

発表後は月次・四半期の主要指標で計画の実現性を検証し、外部環境の変化も継続して確認する必要があります。

出典

デンカ「2027年3月期中間期連結業績予想の修正」

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