旭化成は2026年8月6日、高化学(上海)国際貿易有限公司と高性能電池向け電解液技術「Acetolyte」の中国市場初となる非独占ライセンス契約を締結したと発表しました。ハイケム上海が現地で製造・販売し、中国の電池メーカーへ供給します。旭化成は設備を持たないライセンス型で市場参入します。
EV・蓄電池需要を取り込む
Acetolyteはアセトニトリルを含み、高いイオン伝導性によって低温時の出力と高温時の耐久性を高めます。電池パックの小型化、エネルギー密度向上、コスト低減にも寄与します。ハイケム上海の顧客基盤と供給網を活用し、中国のEV・エネルギー貯蔵システム市場で採用拡大を目指します。
無形資産の収益化を加速
旭化成は特許やノウハウをライセンスするTBCを進め、2025~2027年度に10件以上、2030年頃までの累積利益100億円以上を目標とします。投資家にとっては、契約料・ロイヤルティーの規模、採用量、知的財産保護、現地競合との差別化が焦点です。資産負担を抑えた海外展開が継続利益へ育つか注目されます。