SUMCOは2026年8月6日の中間決算説明で、AI・データセンター向け先端ロジックとメモリー用300ミリシリコンウェーハの強い需要が続き、出荷が大幅に増えたと説明しました。半導体数量の回復は鮮明ですが、200ミリ以下や成熟世代は顧客・製品ごとに強弱が残り、市場の二極化が進んでいます。
AI需要でも利益は遅行
300ミリの出荷拡大は売上を押し上げたものの、新設備の減価償却、電力、人件費、修繕費が増え、全社では営業赤字です。先端品は高精度化要求に対応する研究開発と品質保証の負担も大きく、数量だけでなく価格と製品ミックスの改善が必要です。同社はAIを活用した生産性向上も進めます。
先端シェアと投資回収を注視
投資家にとっては、AIサーバー、HBM、先端ロジックの成長が長期契約とウェーハ価格へ反映されるかが焦点です。また、需要変動の大きい成熟品設備をどう再編し、先端設備の稼働率を上げるかも重要です。AI需要の拡大が市場全体の回復を意味しないなか、先端品の高シェアをキャッシュフローへ変える力が問われます。