旭化成は2026年8月7日、2027年3月期第1四半期決算の質疑応答要旨を公表しました。7月31日に発表した業績は、売上高が前年同期比11.9%増の8,261億円、営業利益が51.5%増の813億円、親会社株主帰属利益が172.7%増の538億円です。医薬、救命救急、電子など重点事業が利益成長を牽引しました。
全領域で増収増益
ヘルスケアは主力製品の販売増と円安効果、マテリアルは電子材料の需要と在庫評価、住宅も堅調に推移しました。ドイツの医薬品開発企業Aicurisを連結化したことで販管費は増えましたが、既存重点事業の伸びが吸収しました。前年に計上したMMA事業撤退損失の反動も純利益を押し上げました。
通期据え置きで余力を検証
上期予想は売上高1兆6,860億円、営業利益1,450億円、純利益890億円です。通期計画と年間配当44円は維持しました。投資家にとっては、原料高と在庫評価の一時性、Aicuris買収後の費用、電子材料需要の持続性が焦点です。第1四半期の上振れを構造的な利益率改善へつなげられるかが重要です。