クラレ、2026年12月期中間は営業利益9.8%増—通期売上予想を8,800億円へ

クラレは2026年8月7日、2026年12月期中間期の連結決算を発表しました。売上高は前年同期比7.8%増の4,310億円、営業利益は9.8%増の288億円、親会社株主帰属利益は1.4%増の142億円でした。原燃料高への価格改定や販売増が寄与し、中間期として増収増益を確保しました。

機能材料などが利益を支える

ビニルアセテートは販売数量が増えた一方、操業度低下で減益となりました。イソプレンは償却負担の低下などで黒字化し、機能材料は利益が倍増、繊維も黒字へ転換しました。主力事業の強弱を、複数セグメントの改善で補う構造が表れています。

売上のみ上方修正

通期売上高予想は300億円引き上げて8,800億円としましたが、営業利益700億円、純利益400億円は据え置きました。年間配当64円の予想も維持します。投資家にとっては、売上増が原料高や操業度低下で利益に結び付きにくい点、ビニルアセテートの市況、成長分野への設備投資回収が焦点です。下期に利益率を改善し、据え置いた利益計画を達成できるかが重要です。

出典

クラレ「2026年12月期 第2四半期決算」

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