東レ、岡山県貨物運送、NX備通は2026年7月21日、中京エリアと広島エリアを結ぶ共同物流を7月から始めたと発表しました。従来はオカケンが東レ貨物を中京から広島へ、NX備通が東レ顧客の貨物を広島から中京へそれぞれ片道輸送しており、輸送計画を共有して往復便へ組み替えます。
空車走行を減らし輸送力を確保
3社は運行スケジュールを調整し、復路にも貨物を積載できる体制を構築します。空車率を下げることで、ドライバー不足への対応と物流コストの抑制を狙い、CO2排出量は最大約40%削減できる見込みです。荷主の東レが複数物流会社の需要を束ねる点が特徴です。
原価改善の再現性が焦点
素材企業は輸送量が多く、運賃上昇や車両不足が販売機会と利益率を左右します。投資家にとっては、積載率向上が単位当たり物流費にどこまで反映されるか、対象品目と区間を全国へ拡大できるかが重要です。環境負荷低減をコスト改善と供給安定へ同時に結び付けられれば、製品競争力とサプライチェーン耐性の向上につながります。