東レ、2027年3月期1Qは事業利益66.6%増—上期利益予想を870億円へ上方修正

東レは2026年8月5日、2027年3月期第1四半期の連結決算を発表しました。売上収益は前年同期比14.0%増の6,790億円、事業利益は66.6%増の484億円、親会社所有者帰属利益は82.3%増の313億円でした。繊維、機能化成品、炭素繊維複合材料の回復と価格是正、稼働率改善が利益を押し上げました。

成長分野の数量と採算が改善

自動車向け機能材や航空機向け炭素繊維の需要回復に加え、製品ミックスとコスト改善が進みました。中東情勢に伴う原燃料価格上昇リスクは残るものの、価格転嫁で吸収を図ります。構造改革後の固定費効果が数量回復と重なり、利益の伸びが売上を上回りました。

上期計画を引き上げ

上期の事業利益予想は730億円から870億円へ修正し、売上収益は1兆3,900億円を見込みます。通期予想は第2四半期決算時に見直す方針です。投資家にとっては、AI関連材料、航空機、電池材料の需要持続性、原料高の転嫁速度、中国景気が焦点です。増益が一時的な在庫・為替要因ではなく、ROIC改善へ続くかを確認する局面です。

出典

東レ「2027年3月期 第1四半期決算」

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