東レのCFRP補修「現場VaRTM工法」、国交省の活用促進技術に選定

東レは2026年7月30日、炭素繊維複合材料を用いる補修補強技術「現場VaRTM工法」が、国土交通省の新技術情報提供システムで活用促進技術に選定されたと発表しました。既設の鋼構造物へ炭素繊維シートを配置し、真空圧で樹脂を含浸・硬化させ、腐食や減肉した部位を現場で補強します。

工期と品質のばらつきを抑制

工場成形品を取り付ける方法と比べ、複雑な形状や広い補修面に対応しやすく、現場作業を標準化できます。東レは三井海洋開発と海洋構造物向け技術を共同開発してきました。国交省の選定により、公共工事で発注者や施工者が採用を検討しやすくなり、実績の蓄積が期待されます。

インフラ更新市場へ展開

老朽化した橋梁、港湾、鋼構造物は更新費が大きく、軽量なCFRPで寿命を延ばす需要があります。投資家にとっては、材料販売だけでなく設計・施工認定を含む高付加価値収益へつながるか、現場ごとの品質保証とコスト競争力を確立できるかが焦点です。採用件数の増加が炭素繊維の安定需要を生むか注目されます。

出典

東レ「現場VaRTM工法が国土交通省の活用促進技術に選定」

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