ZOZO研究所は2026年7月28日、バーチャル試着画像の品質を人の感覚に近い形で評価する研究が、コンピュータービジョン分野の国際会議ECCV 2026に採択されたと発表しました。ZOZO、ZOZO NEXT、慶應義塾大学の研究者が共同で、参照画像なしに生成結果を評価する手法とデータセットを提案しました。
人の評価をAI指標へ反映
論文は「Reference-Free Image Quality Assessment for Virtual Try-On via Human Feedback」で、専用データセット「VTON-QBench」と評価モデル「VTON-IQA」を公開します。服の形状や人物の自然さなど、従来の画質指標だけでは捉えにくい違和感を定量化し、生成モデルの比較・改善を効率化します。
ECの購入率と返品率に波及
バーチャル試着の信頼性が上がれば、購入前の不安を減らし、転換率向上やサイズ・見た目の不一致による返品削減につながる可能性があります。投資家にとっては、研究成果をZOZOTOWNやブランド向けサービスへ実装する速度、顧客体験改善を売上と物流コスト削減へ結び付ける力が焦点です。論文採択は技術力の証明ですが、事業価値は商用化で決まります。