三越伊勢丹ホールディングスは2026年8月3日、7月の国内百貨店売上高が前年同月比7.0%増だったと公表しました。三越伊勢丹単体は11.2%増で、伊勢丹新宿本店は15.5%増、三越日本橋本店は7.9%増、三越銀座店は11.3%増となりました。国内顧客と海外顧客の双方が伸び、第2四半期を好調に始めました。
識別顧客と宝飾品が寄与
三越伊勢丹の国内識別顧客売上は9.6%増でした。宝飾・時計が牽引し、ラグジュアリーブランドのバッグ、婦人服、雑貨も堅調です。菓子売場の改装やイベントが若年層を含む新規来店と顧客識別化に寄与しました。海外顧客売上は国内百貨店合計で32.1%増と回復が鮮明です。
CRMの再現性を確認する局面
識別顧客の増加は、購買履歴に基づく提案や外商活動の生産性を高めます。一方、地域百貨店は3.6%減で、都市基幹店との格差が残りました。投資家にとっては、高額品需要の持続性、アプリ会員獲得後の再来店率、改装投資の回収が焦点です。基幹店の成功施策を地域店やオンラインへ広げ、全社利益へつなげられるかが重要となります。