大和ハウス工業は2026年8月6日、2027年3月期第1四半期の売上高が前年同期比9.0%増の1兆4,083億円、営業利益が10.6%増の1,306億円になったと発表しました。売上高、営業利益、経常利益はいずれも第1四半期として過去最高を更新しました。
不動産売却が業績を押し上げ
国内外の不動産売却に加え、米国の物流施設売却などが増収増益へ寄与しました。米国戸建住宅は販売戸数が増えた一方、販売促進費用が利益を圧迫しました。不動産開発は売却時期で四半期業績が大きく動くため、利益額だけでなく、継続的な住宅・賃貸住宅・商業施設・物流施設の事業利益を分けて確認する必要があります。
資産回転と継続収益の両立が焦点
開発物件を適切な時期に売却し、回収資金を次の投資へ振り向ける資産回転は成長の原資です。一方、売却益への依存が強まれば利益の変動性も高まります。投資家は物件売却の利益率、投資回収期間、海外住宅の販売採算に加え、管理・運営などストック収益の拡大が通期の利益を下支えできるかを見極める必要があります。