鹿島、トンネル掘削形状をリアルタイム数値化—LiDARで省人化と材料ロス削減

鹿島建設は2026年8月6日、演算工房と共同で、山岳トンネルの掘削形状をLiDARで計測し、施工状況をリアルタイムに数値評価するシステムを開発したと発表しました。三重県いなべ市の東海環状自動車道・養老トンネル南工事へ初導入しました。

危険区域への立ち入りを減らす

LiDARとトータルステーションなどの計測結果を統合し、掘削面の形状を重機オペレーターへ表示します。従来は作業員が掘削箇所付近で約60分かけて測量していましたが、新システムは人が立ち入らずに確認できます。計測精度は±20ミリメートルで、掘り過ぎや不足を早い段階で修正できます。

材料ロスと施工時間を圧縮

掘削形状から必要なコンクリート量を把握できるため、余掘りに伴う吹付け材料の増加を抑えられます。安全性向上に加え、測量待ち時間、材料費、施工サイクルを減らせる点が投資効果です。鹿島は他現場への展開を進める方針で、工期短縮額や材料削減率を定量化し、標準工法として普及できるかが焦点です。

出典

鹿島建設「トンネル施工状況をリアルタイムで数値評価するシステムを開発」

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