清水建設、通期純利益予想を1,655億円へ上方修正—負ののれん相当355億円を反映

清水建設は2026年7月30日、2027年3月期の通期業績予想を修正し、親会社株主に帰属する純利益を従来予想から355億円増の1,655億円へ引き上げました。経常利益も355億円増の1,835億円とする一方、売上高と営業利益の予想は据え置きました。

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持分法適用で負ののれん相当を計上

上方修正は、清和綜合建物を持分法適用関連会社としたことに伴い、負ののれん相当額355億円を利益へ反映することが主因です。企業結合時の取得価額と純資産の差から生じる会計上の利益であり、施工量の増加や工事採算の改善によるものではありません。キャッシュ流入を直接伴う利益でもない点に注意が必要です。

本業見通しと還元方針は据え置き

営業利益予想が変わらないため、本業の評価軸は引き続き完成工事総利益率と受注残の質です。純利益の増額で自己資本は厚くなるものの、会社は今回の修正に伴う配当予想の変更を示していません。投資家は一過性利益を除いた実力値に加え、関連会社化による将来の持分利益と資本効率への効果を見極める必要があります。

出典

清水建設「業績予想の修正に関するお知らせ」

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