ニッスイは2026年8月6日、2027年3月期第1四半期の売上高が前年同期比14.1%増の2,572億8,300万円、営業利益が20.9%増の124億3,500万円になったと発表しました。増収効果を利益につなげ、通期売上高予想を1兆円へ引き上げました。
水産の市況と食品の採算を分けて確認
水産物の販売拡大が連結売上高を押し上げる一方、食品事業では原材料や物流などのコスト上昇を価格改定、生産性向上、高付加価値商品の拡販で吸収できるかが重要です。第1四半期は営業増益を確保しましたが、事業別には数量、市況、為替の影響が異なるため、全社の増益率だけでなく各部門の利益率を追う必要があります。
1兆円企業入り後の利益成長が焦点
売上高予想の上方修正は事業規模の拡大を示します。ただし、投資家にとっては売上高1兆円の達成そのものより、営業キャッシュ・フローと資本効率を伴う成長かが評価軸です。養殖、北米食品、国内冷凍食品など成長領域への投資が、下期も利益率の改善につながるかが注目されます。