コムシスホールディングス傘下の日本コムシスは2026年8月6日、AI配筋検査システム「AIJO配筋王」を福島県浪江町の陸上養殖施設建設現場で検証したと発表しました。鉄筋の本数、間隔、径などを画像から自動計測し、検査業務の省力化を目指します。
複雑な二重配筋で認識精度を確認
実証対象は土間の格子状二重配筋です。システムの計測結果は設計図との差が許容範囲内となり、高い認識精度を確認しました。重ね継手についても、画面上の2点を指定して距離をリアルタイム計測できます。人手による計測と記録を減らし、検査のばらつき抑制と作業時間短縮につながる可能性があります。
自社現場から外販サービスへ
建設業では技能者不足と品質管理の両立が課題です。日本コムシスは自社の施工現場で機能を磨き、AIJO配筋王のサービス展開を進める方針です。投資家の評価点は、実証の成功を導入現場数や利用料収入へ転換できるかにあります。通信・IT技術と施工ノウハウを組み合わせ、工事利益率の改善と外販収益の両方を生み出せるかが焦点です。