三井物産は2026年7月22日、米国三井物産、Penske Corporationなどと共同で、米Penske Automotive Group(PAG)の市場流通株式を取得し、非公開化する提案を提出したと発表しました。提案価格は1株210ドルで、取得対象1,824万5,929株の総額は約38億ドルです。
自動車流通への関与を一段と深める
現在の議決権比率はPenske側52.0%、三井物産20.3%、市場流通分27.8%です。提案が成立すれば、三井物産は世界的な自動車ディーラー・商用車販売事業への関与を強め、完成車販売に加えて整備、部品、金融など継続収益型の事業基盤を取り込む余地が広がります。PAGの2025年売上高は318億900万ドル、従業員は約2万8,800人です。
成立条件と資本効率を見極め
提案は法的拘束力を持たず、PAGの独立特別委員会による承認や最終契約の締結が前提です。合意に至る保証はなく、買収価格の妥当性、資金調達、少数株主への手続きが当面の確認点となります。大型資金を投じるだけに、非公開化後の収益改善と三井物産の投下資本利益率への寄与が投資家の評価を左右しそうです。