東京電力エナジーパートナーは2024年8月1日、J-クレジットを活用する都市ガスメニュー「TEPCOカーボンオフセットガス」をリンテックへ供給開始したと発表しました。同メニューの採用第1号で、埼玉県内の研究施設2カ所が対象です。

年間約350トンをオフセット
供給先は、蕨市の研究開発本部AC棟と、さいたま市の研究所D棟です。両施設で都市ガスを燃焼した際に生じる二酸化炭素について、年間約350トンをJ-クレジットで相殺する見通しです。これは一般家庭約470世帯分の都市ガス利用に伴う年間排出量に相当します。リンテックは2050年のカーボンニュートラル実現に向けた施策として採用しました。
大口需要家向けに比率を設定
同メニューは主に年間使用量10万立方メートル以上の法人を対象とし、ガス使用量の10%から100%まで、10%刻みでオフセット比率を決められます。省エネや設備電化だけでは直ちに削減しにくい熱需要にも対応できる点が特徴です。東電EPは電気とガスを組み合わせ、企業の移行期の排出削減を支援します。利用企業はクレジットの由来と償却を確認し、設備更新による実排出削減と併用することが重要です。