【アンモニア技術】荏原、碧南火力で液体アンモニアポンプの運転に成功

荏原製作所は2024年7月29日、JERA碧南火力発電所の燃料アンモニア転換実証向けに納入した、無漏洩型の液体アンモニア用キャンドモーターポンプについて、実液を用いた現地運転に成功したと発表しました。

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モーターまで液中に収める構造

ポンプはモーター部分まで液体アンモニアに浸す構造とし、軸封部から外部へ液体が漏れる経路をなくしています。毒性と強い臭気を持つアンモニアを安全に移送するための設計で、屋外環境に設置して複数の運転パターンと負荷を試験しました。いずれも性能と機能は良好で、運転中の漏洩は確認されず、従来品に比べ静音性も確かめました。

燃料転換の供給網を支える

碧南火力の実証はJERAとIHIがNEDOの助成を受けて進めるもので、発電燃料にアンモニアを使う際の機器信頼性が重要になります。ポンプは受け入れ、貯蔵、供給の各工程を支える基盤機器です。荏原は低温・極低温流体向けポンプの知見を生かし、火力発電所だけでなくアンモニアのサプライチェーン全体への展開を目指します。漏洩を抑える機器の標準化は、燃料転換設備の安全性と社会受容性を高めるうえでも重要です。

出典:荏原製作所・液体アンモニア用キャンドモータポンプの実液運転

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