味の素、通期純利益予想を1,235億円へ上方修正 AI向け電子材料が上振れ

味の素は2026年8月6日、2027年3月期の親会社の所有者に帰属する当期利益予想を1,200億円から1,235億円へ2.9%引き上げると発表しました。売上高は1兆7,230億円から1兆7,320億円へ、事業利益は1,970億円から2,020億円へ修正しました。第1四半期の好調を反映した上方修正です。

上振れ源は電子材料に集中

修正の中心はヘルスケア等で、AI、サーバー、ネットワーク用途向け高機能基板材料の販売が想定を上回ります。同部門の売上予想を90億円、事業利益を50億円増額しました。一方、調味料・食品と冷凍食品の予想は据え置いており、今回の上振れが電子材料主導であることが分かります。

成長性と変動性を同時に見る

為替前提は1ドル150円です。第1四半期終了時点の事業利益進捗率は29.8%で、修正後も順調な出足です。ただしAI関連需要は高成長の反面、顧客在庫や設備投資の変化に敏感です。投資家は受注の持続性、供給能力、食品事業の安定収益が電子材料の変動をどこまで補完できるかを注視します。

出典

味の素 業績予想修正資料

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