双日は2026年7月30日、サウジアラビアのVision Invest、韓国の仁川国際空港公社とともに、ウズベキスタンのタシケント新国際空港の開発・運営事業へ参画すると発表しました。Uzbekistan Airportsと35年間のコンセッション契約を締結し、総事業費は25億ドル超、1ドル150円換算で3,700億円超。2030年の開港を目指します。
年2,000万人の中核空港へ
新空港の年間旅客処理能力は2,000万人で、既存空港の約2倍です。人口約3,700万人、2025年の実質GDP成長率7.7%という成長市場を背景に、中央アジア最大級の旅客・貨物ハブを狙います。双日は航空会社の誘致に加え、小売、グランドハンドリング、周辺事業にも関与します。
長期収益と建設リスクの両面
35年運営は継続収益を得る機会ですが、建設費超過、需要予測、為替、政治・規制リスクを長期間負います。双日は同国で発電や病院事業の実績を持ち、関係基盤を生かせます。投資家は出資額、資金調達条件、最低収入保証の有無、開港後の非航空収入比率を確認したいところです。
旅客需要が想定を下回れば、着陸料だけでなく小売や駐車場など非航空収入も減少します。コンソーシアム各社の役割分担とリスク分担、開業までの追加出資余地を確認することが長期投資の評価に欠かせません。