電力広域的運営推進機関は、2024年8月23日、太陽光発電を対象とする第21回入札の結果を公表しました。落札は22件、合計出力33,671kWで、募集容量106,992.7kWに対する落札量は約31.5%でした。落札価格の加重平均は1kWh当たり8.08円となりました。
全案件が上限価格以下で落札
入札では、事前に示された上限価格9.13円/kWhに対し、最低落札価格は5.00円、最高落札価格は9.13円でした。落札した22件はいずれも上限価格以下です。競争入札は、一定規模以上の太陽光発電について、事業者間の競争を通じて支援価格を決め、国民負担を抑えながら導入を進める制度です。
FIP下で市場対応力が重要に
FIP制度では、発電事業者が市場価格を意識して売電し、基準価格と市場収入の差をプレミアムで補います。そのため、設備コストだけでなく、発電予測、インバランス対応、蓄電池との組み合わせなどが収益性を左右します。募集容量に対して落札量が3割程度にとどまった今回の結果は、開発費や接続条件、価格水準を含む案件形成の難しさを映しています。