JR西日本、コスモエネルギーホールディングス、コスモエコパワーは、2024年8月7日、風力発電を活用したバーチャルPPAの導入に向け、共同検討する基本合意書を締結しました。発電された電気そのものではなく、再生可能エネルギーの環境価値を長期契約でJR西日本が調達する枠組みを検討します。
電力取引と環境価値を分離
バーチャルPPAでは、発電電力は市場などで売買し、需要家は発電事業者から非化石価値などを受け取ります。遠隔地の風力発電所から送電線を通じて直接電力を受け取る必要がなく、鉄道や駅、オフィスなど広域に多数の需要拠点を持つ企業でも、再エネ由来の環境価値をまとめて確保しやすくなります。
風力開発と鉄道脱炭素を両立
JR西日本は2030年度に温室効果ガス排出量を2013年度比50%削減し、2050年の実質ゼロを目指しています。コスモエコパワーは2024年6月時点で18サイト、130基の風車を運営しています。長期の需要を示すPPAは新規電源の事業性を支えるため、追加性を伴う再エネ調達につながるかが注目されます。