【地熱電力】八幡平市など、地域新電力「はちまんたいジオパワー」を設立

八幡平市は2024年7月23日、アーバンエナジー、岩手銀行、北日本銀行、盛岡信用金庫と共同で、地域新電力会社「はちまんたいジオパワー」を設立したと発表しました。地熱発電を中核電源として設立する地域新電力は全国初としています。

市内二つの地熱電源を活用

新会社は、松尾八幡平地熱発電所と安比地熱発電所でつくられた再生可能エネルギー電力を調達し、市内の民間事業所や公共施設へ供給する計画です。資本金は5,000万円で、アーバンエナジーが85%、八幡平市が10%、岩手銀行が2%、北日本銀行と盛岡信用金庫が各1.5%を出資します。地域で生まれた電力を地域で使うことで、エネルギー代金の域外流出を抑え、脱炭素と地域経済の活性化を同時に進めます。

金融機関も参加し事業基盤を構築

地熱は天候に左右されにくい一方、需要と発電量の差を調整する電源調達や需給管理が必要です。自治体、電力事業者、地域金融機関が株主として参加することで、公共需要の確保、運営ノウハウ、資金面の支援を組み合わせられます。今後は地熱電力の調達比率、供給施設数、料金の競争力、二酸化炭素削減量、地域内資金循環を継続的に公表することが重要です。余剰や不足が生じる時間帯の調整方法を明示し、地熱以外の地域電源や蓄電池も組み合わせれば、安定供給と地域価値を両立する新電力モデルとして他の地熱地域にも展開できます。地域金融機関は取引先の需要を把握しているため、契約獲得や省エネ投資の提案でも役割を果たせます。電力小売の利益を地域事業へ再投資する方針が示されれば、出資の意義も明確になります。地域内の理解も得やすくなります。地域雇用への効果も検証が必要です。

出典:八幡平市発表会社概要

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