飯舘バイオパートナーズは2024年7月2日、福島県飯舘村で整備を進めた木質バイオマス発電所の完成式を開いたと発表しました。発電出力は7,500kWで、地域材を中心に利用し、年間約5,300万kWhの発電を計画します。
地域材年間約9万5千トンを活用する計画
発電所は間伐材や林地残材などを燃料とし、年間約9万5千トンの木質チップ利用を想定しています。東日本大震災と原発事故の影響を受けた地域で、森林整備とエネルギー事業を結びつけ、山林に滞留する木材の利用先をつくります。設備は燃料受入れ、保管、ボイラー、蒸気タービン、排ガス処理などで構成し、発電した電気を系統へ送ります。完成後は試運転と各設備の調整を進め、2024年9月の商業運転開始を予定しました。年間発電量は一般家庭約1万7千世帯分に相当する規模です。
森林再生と長期燃料調達を一体で進める
木質バイオマス発電は、安定電源になり得る一方、長期にわたり大量の燃料を確保する必要があります。飯舘村内外の森林から適正に搬出し、放射性物質の測定、含水率、トレーサビリティを管理することが事業の前提です。発電所の需要が過度な伐採を招かないよう、森林計画に沿った更新と再造林も欠かせません。燃料費、灰の処理、設備稼働率を管理しながら、林業の雇用や地域所得へ還元できれば、復興と脱炭素を組み合わせる地域モデルになります。この動きは、個別設備の導入にとどまらず、資源調達、運用、保守、環境価値、地域との役割分担まで含む事業モデルを具体化するものです。実績データと費用対効果を継続して確認し、関係者が再現できる条件を整理することが、次の案件への展開につながります。この動きは、個別設備の導入にとどまらず、資源調達、運用、保守、環境価値、地域との役割分担まで含む事業モデルを具体化するものです。実績データと費用対効果を継続して確認し、関係者が再現できる条件を整理することが、次の案件への展開につながります。