関西電力、東急建設、東芝エネルギーシステムズは2024年7月29日、東急建設の相模原蓄電所で、蓄電池の寿命予測を行うアセットマネジメントと常時遠隔監視を行うスマート保守支援の実証を開始しました。
1,999kW・4,064kWhの商用設備で1年間検証
相模原蓄電所は出力1,999kW、容量4,064kWhのリチウムイオン蓄電池で、同日から本格運用を始めました。実証期間は1年間を予定します。関西電力が運転データを取得し、遠隔監視で異常発生時に連絡します。東芝ESSは独自の充電曲線解析法を使い、設備を止めずに電池容量、内部状態、安全性、寿命を分析・評価します。結果はレポートとして提供し、電池状態を踏まえた保守時期や運用方法を助言します。東急建設は事業主として、将来の蓄電所拡大に必要な保守運用の知見を得ます。
市場運用と長期資産管理の両立を目指す
系統用蓄電池は卸電力、需給調整、容量の各市場で頻繁に充放電するため、収益を追求する運用と電池寿命の維持を両立する必要があります。劣化状態を定量的に把握できれば、過度な運転を避け、部品交換や停止計画を予防的に組み立てられます。関西電力と東芝ESSは2024年度中のサービス事業化を検討します。異なるメーカーや運転パターンにも診断精度を適用できるか、サイバーセキュリティを確保して遠隔監視できるか、保守費削減と稼働率向上をどこまで数値化できるかが普及の焦点です。この取り組みは、設備や技術の性能だけでなく、運用データ、安全性、保守体制、関係者間の役割分担を具体化する点に意味があります。実証や初期運用で得られる知見を公開し、導入条件と費用対効果を明確にできれば、同種案件への横展開を後押しします。この取り組みは、設備や技術の性能だけでなく、運用データ、安全性、保守体制、関係者間の役割分担を具体化する点に意味があります。実証や初期運用で得られる知見を公開し、導入条件と費用対効果を明確にできれば、同種案件への横展開を後押しします。