【洋上風力人材】海産研と9社、産学連携組織ECOWINDの設立へ覚書

経済産業省は2024年6月21日、海洋産業研究・振興協会と洋上風力事業者9社が、洋上風力人材育成推進協議会「ECOWIND」を立ち上げる覚書を締結したと発表しました。高専や大学と産業界をつなぎ、長期的な人材育成を進めます。

発電事業者と商社が業界横断で参画

立ち上げに参画したのは、グリーンパワーインベストメント、丸紅洋上風力開発、九電みらいエナジー、三菱商事洋上風力、ENEOSリニューアブル・エナジー、JERA、三井物産、住友商事、東京電力リニューアブルパワーの9社です。海産研が事務局を担い、今後はEPCI、O&M、風車・部品メーカー、商船・海洋、調査・分析などの事業者にも参加を募ります。企業側の人材ニーズと教育機関の知見を共有し、授業、教材、現場見学、インターンシップなどの具体策を検討します。

高専教育と産業現場の接続を強化

洋上風力は開発、設計、施工、船舶運用、送電、保守、地域調整まで必要な専門領域が広く、案件形成の進展に対して人材供給が追いつかない懸念があります。ECOWINDは、高専機構が進めるCOMPASS 5.0のエネルギー分野と連携し、学生が最新技術と実務を継続的に学べる仕組みを目指します。業界が就職先として十分に認知されていない課題にも対応し、必要な技能を見える化します。教育内容の標準化、講師派遣、実習先の確保を継続できる運営財源と企業の協力体制が成果を左右します。この取り組みは、設備や技術の性能だけでなく、運用データ、安全性、保守体制、関係者間の役割分担を具体化する点に意味があります。実証や初期運用で得られる知見を公開し、導入条件と費用対効果を明確にできれば、同種案件への横展開を後押しします。

出典:経済産業省発表海産研・高専機構共同発表PDF

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