【ペロブスカイト】積水化学とTERRA、千葉県匝瑳市で国内初の営農型実証を開始

積水化学工業とTERRAは2024年8月6日、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を営農型太陽光発電へ設置する国内初の共同実証を、千葉県匝瑳市で8月2日に開始したと発表しました。農地上空での発電性能と作物への影響を確認します。

軽量フィルム型を農地上空へ設置

実証場所は匝瑳市飯塚地区のソーラーシェアリング施設です。積水化学が開発する軽量で柔軟なフィルム型ペロブスカイト太陽電池を、TERRAが運営する農地上の架台へ取り付けました。シリコン太陽電池より軽く、曲面や荷重制約のある場所にも設置しやすい特長を生かし、営農を続けながら発電できる構造を検証します。発電量、耐候性、設置方法を評価するとともに、パネル下の日射、温度、作物の生育や農作業への影響を調べます。農業者が通常の作業を継続できる高さと配置も重要な評価項目です。

発電と営農を両立する新たな設置先を開拓

営農型太陽光は農地を発電にも利用できる一方、遮光による収量低下や架台コスト、長期の営農継続が課題です。フィルム型が軽量性を生かして架台を簡素化できれば、導入費と施工負担を抑えられる可能性があります。また、国産化が期待されるペロブスカイト太陽電池の用途を住宅や建物以外へ広げる意味もあります。両社は実証データを基に、風雨や紫外線に対する耐久性、交換・回収方法、農地法上の要件、発電事業の採算を検討し、社会実装につなげる方針です。この取り組みは、設備や技術の性能だけでなく、運用データ、安全性、保守体制、関係者間の役割分担を具体化する点に意味があります。実証や初期運用で得られる知見を公開し、導入条件と費用対効果を明確にできれば、同種案件への横展開を後押しします。この取り組みは、設備や技術の性能だけでなく、運用データ、安全性、保守体制、関係者間の役割分担を具体化する点に意味があります。実証や初期運用で得られる知見を公開し、導入条件と費用対効果を明確にできれば、同種案件への横展開を後押しします。

出典:積水化学工業ニュースリリース

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