東京都港湾局と東芝エネルギーシステムズは、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を室内に設置する実証を2024年8月28日から始めます。東京・青海の施設で、曲面に貼り付けたモジュールをLED照明の下で発電させ、2027年3月末まで性能を確認します。
屋外に置けない場所を発電面へ
軽くて曲げられるフィルム型の特長を生かし、壁や柱、曲面など従来型パネルの設置が難しい場所で、発電量と耐久性を測定します。室内光は日射より弱く、照明の種類や照度、入射角で出力が変わるため、実環境でのデータを蓄積して用途に適した設計を探ります。
国産材料を生かす次世代技術
東芝ESSは400平方センチメートル超のフィルム型モジュールで16.6%の変換効率を達成した技術を活用します。主要材料のヨウ素は日本が世界生産の約3割を占め、サプライチェーン面でも利点があります。実証結果を都市施設や建築物への展開につなげます。