東京都と積水化学工業は、東京国際クルーズターミナルでフィルム型ペロブスカイト太陽電池の実証を開始しました。港湾施設での実証としては国内最大規模とし、海辺特有の強風や塩害に対する耐久性、発電性能を検証します。
4階デッキに設置、照明へ電力供給
太陽電池は同ターミナル4階デッキに設置し、発電した電力を蓄電池にためて「TOKYO」のサイン照明に利用します。実証期間は2025年3月28日までです。積水化学が計画、設置、計測、データ分析を担い、東京都が実証場所の提供や関係者調整を行います。風圧や塩分の影響を継続的に把握し、港湾での施工・運用条件を整理します。
軽量・柔軟性を生かす用途開拓
積水化学は幅30cmのロール・ツー・ロール製造プロセスを確立し、屋外耐久性10年相当、発電効率15.0%を確認しています。軽く曲げられる特徴を生かせば、従来型パネルの設置が難しい壁面や荷重制限のある構造物にも導入余地が広がります。2025年の事業化を見据えた公共空間での実装検証です。