三菱UFJ銀行とエフアンドエムは、2026年7月15日、業務提携契約を締結し、中小企業向けバックオフィス支援サービス「F&M Club for MUFG」の取り扱いを開始したと発表しました。2024年7月に始めた協業を正式な提携へ発展させます。
同サービスは総務、労務、財務などの生産性向上を支援する月額定額制です。公的支援制度の活用、財務体質の強化、労務管理、人材採用・育成、人事労務のペーパーレス化などを対象とし、実際のサービス提供はエフアンドエムが担います。
法人顧客基盤を非金融収益へ
三菱UFJ銀行は法人顧客への案内と案件連携を行い、将来はサービスの高度化や協働領域の拡大も検討するとしています。人手不足や制度対応、DXが課題となる中小企業に対し、融資・預金・決済以外の接点を広げる取り組みです。
銀行にとっては、法人顧客との接触頻度を高め、経営課題を把握することで融資や事業承継など別の取引へつなげる機会になります。一方、外部企業のサービスを紹介するだけでは収益への寄与が限られる可能性もあります。利用企業数と継続率を高め、提携を安定した手数料収益や取引深耕へ転換できるかが投資家の注目点です。中小企業向け支援の品ぞろえを拡大し、他行との差別化につなげられるかも重要になります。