Starlight Engineは、2026年7月15日、第三者割当増資により総額60億6,000万円を調達したと発表しました。三菱UFJ銀行とみずほ銀行が引受先に加わり、グローバル・ブレインをリード投資家として、電力、建設、不動産、通信、金融、素材など幅広い業界から17の投資家を迎えました。
資金は、2030年代のフュージョンエネルギー発電実証を目指す「FAST」プロジェクトの工学設計、研究開発、サイト・規制対応、サプライチェーン構築に充てます。今後2年間で200人規模への組織拡大も計画しています。
商用化前の大型リスク資金
FASTは高温超電導を利用するトカマク型を採用し、燃焼プラズマ、エネルギー変換、燃料システムを一体で実証する構想です。同社にとって初の外部資金調達で、累計調達額も60億6,000万円になるとしています。
核融合は実用化までの期間が長く、技術、建設費、規制、燃料供給など複数のリスクがあります。2行の出資は通常の融資より早い段階で成長分野との関係を築き、将来の設備金融やプロジェクトファイナンスにつなげる動きです。計画どおりに設計と実証を進められるか、追加資金を確保できるかが投資判断の焦点になります。