赤穂市とDaigasエナジーは、赤穂下水管理センターで発生する余剰消化ガスを利用した民設民営方式のバイオマス発電事業を2024年6月1日に開始しました。Daigasエナジーが市から敷地とガスの提供を受け、発電設備の設計・建設・運営を担います。
未利用だった消化ガス63%を発電へ
下水汚泥の処理で生じる消化ガスのうち、約37%は従来からボイラー燃料に利用していました。残る約63%は焼却して大気へ放出していましたが、発電燃料として有効利用します。対象となる余剰ガスは年間約23万7,000立方メートルです。
年34万kWh、一般家庭80世帯分
想定年間発電量は約34万kWhで、一般家庭約80世帯の使用量に相当します。発電期間は2044年5月31日までの20年間で、電力はFIT制度を活用して売電します。市はガス供給と土地賃貸による収入を下水道事業へ還元でき、民間事業者は長期運営の責任を負います。処理場内の未利用エネルギーを収益源へ転換し、温室効果ガス排出と維持管理負担の軽減につなげる官民連携モデルです。