東京エネシスの100%子会社、境港エネルギーパワーは、境港バイオマス発電所で発生する燃焼灰を原料とした肥料を地元企業と試作しました。同発電所は2022年10月の営業運転開始後、木質バイオマスによる発電を続けながら、副産物の地域内利用を進めています。
路盤材に加えて農業利用を検証
燃焼灰はこれまで道路の路盤材として再利用してきました。今回は用途を広げるため、灰に含まれる成分を生かした肥料を試作。発電所敷地内に、米子市の「オールガイナーレYAJINスタジアム」と同じ芝生を植え、肥料による生育効果を確認しています。
発電後の副産物に付加価値
木質燃料を使う発電事業では、燃料調達だけでなく燃焼灰を継続的に資源化できる出口の確保が重要です。肥料として安全性と効果を確認し、地域の農業や緑化へ利用できれば、処分量の削減と資源循環を同時に進められます。同社は境港市の特産「伯州綿」の栽培支援や環境教育にも取り組み、発電所を地域資源の循環拠点として活用します。