大阪ガスは、金属支持型SOECを用いて水とCO2からe-メタンを製造するSOECメタネーションのラボスケール試験を開始しました。水電解で外部から水素を供給する従来方式と異なり、SOECで水蒸気とCO2を同時に電気分解して水素と一酸化炭素をつくり、後段でメタンへ転換します。
エネルギー変換効率85~90%を目標
大阪ガスは、排熱を電解工程へ循環させることで、電力からe-メタンへの変換効率を従来方式の約55~60%から85~90%へ高めることを目指します。金属基板上に発電・電解層を形成する独自構造により、特殊セラミックスの使用量を従来型SOECの約10分の1へ抑え、耐久性と低コスト化も検証します。
2030年代の大型実証へ段階拡大
ラボ装置の製造能力は毎時0.1ノルマル立方メートルで、一般家庭約2戸の都市ガス使用量に相当します。2025~2027年度に毎時10ノルマル立方メートル級、2028~2030年度に同400ノルマル立方メートル級へ拡大し、2030年代後半から2040年ごろの実用化を目指します。NEDOのグリーンイノベーション基金事業として、都市ガス網を生かせる合成燃料の高効率製造を進めます。