武田薬品工業と名古屋大学医学部附属病院、名古屋大学大学院医学系研究科は、次世代の臨床開発を推進する戦略的連携を開始したと発表しました。
名古屋大学が持つ医学研究の基盤や中部圏の病院ネットワークと、武田薬品のグローバルな臨床開発力を組み合わせます。リアルワールドデータ(RWD)を用いて患者像を把握し、試験計画の最適化、実施可能性の評価、治験施設の選定、被験者募集の効率化を図ります。
国際共同治験の実行力を強化
連携では、初期臨床開発や国際共同治験への対応力を高め、日本で必要な新薬が使えない「ドラッグロス」の解消にもつなげます。まず神経・脳疾患領域から取り組み、得られた知見を他領域に展開する考えです。
研究成果を治療へ迅速につなぐアカデミアと、国際開発を担う製薬会社が長期的な枠組みを構築することで、国内の治験基盤を底上げします。地域医療機関との協働が、患者アクセスと開発期間の改善に結びつくかが焦点となります。