富士フイルムと大鵬薬品工業は、2026年8月3日、次世代の抗体薬物複合体(ADC)の製造技術開発に関する戦略的パートナーシップを締結したと発表しました。
対象は、大鵬薬品の子会社Araris Biotech AGが持つ「AraLinQ」技術を使って創製したADC候補品です。両社は製造プロセスを最適化し、高品質なADCを安定的に供給できる体制の構築を進めます。
創薬技術とバイオCDMOの製造力を組み合わせ
AraLinQは、抗体に薬物を選択的かつ均一に結合させるADCプラットフォーム技術です。大鵬薬品のADC創薬技術・知見と、富士フイルムがバイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO)で蓄積したプロセス開発・製造技術を組み合わせます。
富士フイルム富山化学は2027年から、抗体製造、コンジュゲーション、製剤までを国内で一貫して扱うADC製造サービスの開始を予定しています。両社は候補品の開発進展に応じて技術協力を拡大し、製造技術基盤と持続的な供給体制を整えるとしています。