Tesla, Inc.は2026年7月22日(米国中部時間)に2026年第2四半期決算を発表し、決算コールの質疑応答でCEOのイーロン・マスク氏がデータセンター向け蓄電池「Megapack」の需要拡大について発表しました。マスク氏は、SpaceXがデータセンター向けにMegapackを多数購入していることを明らかにしています。
背景には、AIモデルの学習時に電力消費が短時間で急変動するという課題があります。マスク氏によると、AI学習処理では約100ミリ秒という短い時間で電力消費が最大70%急減する現象が起きており、この急激な変動を平滑化するには高速なパワーエレクトロニクスが必要になるといいます。Megapackは、この用途でSpaceXのデータセンターに導入されているとしています。
SpaceXへの導入とMegapod構想
マスク氏が導入先として名指ししたのはSpaceXで、具体的な販売数量や金額は明らかにされていません。あわせて、Tesla製AI4コンピュータとx86サーバーをMegapackと同様の筐体に格納する「Megapod」という構想にも言及しました。
Megapodは、Supercharger等の分散電源拠点に設置することを想定した構想とされ、電力インフラとコンピューティング設備を一体で展開する狙いがあるとみられます。
エネルギー貯蔵事業の拡大
Q2 2026決算全体では、エネルギー貯蔵の四半期デプロイ量は13.5GWhとなり、前四半期比で53%増加しました。CFOのヴァイバブ・タネジャ氏は、データセンター需要の拡大や電化の進展により、エネルギー事業の受注残に対する需要が今後も増加していく見通しを示しています。
マスク氏は決算コールの中で「今後Megapack需要は非常に高くなると見ている」と総括し、データセンター向け需要が同事業の成長をけん引する可能性を示唆しました。
出典:https://ir.tesla.com/press-release/tesla-releases-second-quarter-2026-financial-results