米Equinix, Inc.(Nasdaq: EQIX)は2026年6月16日、香港6拠点目となるAI対応データセンター「International Business Exchange(IBX)HK6」を正式開設したと発表しました。初期投資額は米ドル1億2,400万ドル(US$124 million)で、第1フェーズでは1,000ラックを提供し、フル稼働時には最大3,550ラックまで拡張する計画です。
新拠点は香港・荃湾(Tsuen Wan)に立地し、既存の「HK1」「HK2」「HK3」と近接クラスターを形成します。液冷(liquid-cooling)技術を採用することで、AI向けの高い電力密度や熱効率、運用レジリエンスに対応する設計となっています。
大湾区エコシステムへの低遅延接続
「HK6」は、香港・深セン・イノベーション&テクノロジーパーク(HSITP)と直接接続しており、香港・マカオ・広東省からなる大湾区(GBA)のエコシステムへの低遅延アクセスを提供します。これにより、域内企業がクラウドサービスやAIインフラへ迅速にアクセスできる環境が整います。
さらに、既存拠点との近接クラスター形成により、企業は複数拠点にまたがる冗長構成や相互接続を組みやすくなり、事業継続性の強化にもつながります。
AI検証環境と再生可能エネルギーへの対応
Equinixは、HPEおよびNVIDIAと連携した「AI Discovery Hub」を通じて、「HK6」内でAIの検証・テスト環境を提供します。液冷インフラと組み合わせることで、AIワークロードに求められる高密度な計算環境の構築を後押しします。
また、「HK6」は100%再生可能エネルギーで稼働しており、Equinixが掲げる2030年までに小売IBXデータセンター全拠点を再生可能エネルギー化する目標に沿った取り組みとなっています。