TAOKE ENERGYは、2026年8月10日、愛知県知多郡阿久比町と三重県志摩市阿児町にある2カ所の高圧系統用蓄電所が、7月から需給調整市場の一次調整力へ参入したと発表しました。両施設はいずれも定格出力2MW、蓄電容量8MWhです。
阿久比町の蓄電所は7月22日、志摩市阿児町の蓄電所は同月27日に市場運用を開始しました。SPC(特別目的会社)の「PP6合同会社」を通じて外部資金を活用する蓄電所ファンド案件で、TAOKEのファンド投資案件が一次調整力市場へ参入するのは初めてです。
自社システムで秒単位の調整に対応
一次調整力は、電力系統の周波数変動に対して秒単位で迅速かつ高精度に応答する調整力です。今回の2施設では、TAOKEが自社開発したアグリゲーションシステムとエネルギーマネジメントシステム(EMS)を連携させ、系統連系後の制御検証を経て市場要件に対応しました。
蓄電池は充放電量への影響を抑えながら調整力を供給でき、他の電力市場と組み合わせた運用も可能です。一次調整力への参入により、系統安定化に加え、蓄電所の収益機会を広げる狙いがあります。
設計から市場運用まで一体化
TAOKEは、蓄電所の設計・構築を担うシステムインテグレーション(SI)、エネルギー管理(EM)、市場取引・運用を担うアグリゲーション(AG)を一体で提供しています。今回の運用を通じて技術とノウハウを蓄積し、ファンド案件の長期安定運用と経済性向上につなげるとしています。