OECD、生涯学習を需要・供給・調整の3本柱で測る新指標枠組みを提案

経済協力開発機構(OECD)は、2026年7月28日、生涯学習を測定するための新たな概念的枠組みを提案した文書を公表しました。従来の学校教育中心の統計を見直し、人生を通じた学習機会と成果を把握する狙いです。

需要・供給・調整の3本柱

枠組みは、個人や企業が学習を必要とする「需要」、教育訓練の機会を提供する「供給」、両者を結びつける制度や情報などの「調整」の3本柱で構成します。年齢や雇用形態を問わず、公式教育、職業訓練、非公式学習を連続的に捉えます。

現行データには、対象年齢が限定される、同じ人を長期追跡できない、学習成果と労働市場での効果を結びつけにくいといった弱点があります。OECDは、参加率だけでなく、アクセスの公平性、質、費用、技能の活用、雇用や所得への影響を組み合わせる必要があるとしました。

技術変化への政策対応を支援

AIや脱炭素化に伴い、働く人が新たな技能を継続的に身につける必要性が高まっています。共通指標が整えば、各国は制度の弱点や支援が届かない層を比較しやすくなります。今後は利用可能な統計との対応付けや指標の検証を進め、政策評価に使える測定体系へ発展させます。

出典

A conceptual foundation for the development of a lifelong learning measurement framework

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