【系統用蓄電池】東京ガス、大分市で25MW・50MWh蓄電所を着工

東京ガスは2024年4月24日、グループ国内第1号となる系統用蓄電池事業「大分県角子原蓄電所」の起工式を行い、本格参入すると発表しました。設置場所は大分市角子原で、出力25MW、蓄電容量50MWhです。2024年5月に工事を始め、2026年度内の商業運転開始を目指します。

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ニジオが開発・保守

東京ガス100%子会社のニジオが蓄電所を開発し、運転開始後の保守を担います。東京ガスは日本卸電力取引所や需給調整市場での取引を含む運用を担当します。案件は環境共創イニシアチブの「系統用蓄電池等導入支援事業」に採択されました。九州エリアでは太陽光発電の出力制御が発生しており、余剰時に充電し、需要が高い時間帯に放電する役割を見込みます。

需給運用の知見を活用

東京ガスは電力小売や発電事業で培った需要予測、発電量予測、市場価格予測を使い、複数市場の価格と系統ニーズに応じて蓄電池を運用します。系統用蓄電池は電力を新たに生みませんが、時間帯を移して供給し、短時間の需給変動にも対応できます。収益は市場価格差や調整力取引に左右されるため、設備性能だけでなく予測と入札の精度が重要です。同社は角子原を起点に、国内での蓄電池開発と運用受託を広げます。

設備のエネルギー容量50MWhは、定格出力25MWで単純計算すると約2時間放電できる規模です。実際の運転では充放電損失、残量管理、劣化抑制を踏まえて出力を決めます。短周期の調整力と数時間の価格差取引をどう組み合わせるかが収益性を左右します。九州で蓄電池が増えるなか、接続条件と市場価格の変化も事業運営上の重要要素になります。

出典

東京ガス株式会社発表

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