【小水力発電】JFEエンジニアリングなど、浪江町で1,401kW発電所を運転開始

JFEエンジニアリングは2024年5月21日、福島県浪江町の「請戸川水力発電所」が発電事業を開始したと発表しました。発電事業開始日は5月15日で、出力は1,401kWです。JFEエンジニアリング、東京発電、請戸川土地改良区が出資するアクアコネクトなみえが運営します。

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農業用水ダムの水位差を活用

発電所は浪江町の大柿ダムに設置され、農業用水が持つ水圧で水車と発電機を動かします。所在地は浪江町大字室原字藤柄19-4です。既存ダムと用水を使うため、新たな大規模貯水池を建設せずに発電でき、地域の営農に必要な水利用と再生可能エネルギー事業を両立します。設備には横軸フランシス水車を採用しています。

FITで売電し地域復興へ

発電電力は固定価格買取制度(FIT)を使って販売します。事業計画時の想定年間発電量は約600万kWhで、一般家庭約1,700世帯分に相当します。JFEエンジニアリングが51%、東京発電が44%、請戸川土地改良区が5%を出資し、設備建設、発電運営、地域の水管理に関する知見を持ち寄ります。既存インフラの未利用落差を使う小水力は、出力は限定的でも、天候による変動が太陽光より小さく、地域資源を長期利用できる電源です。

発電所は2022年に事業会社を設立して整備を進め、当初予定から調整を経て運転開始に至りました。水力はダムの放流計画や農業用水の利用を優先しながら発電量を決める必要があります。土地改良区が事業に参画することで、水管理の実務と発電所運営を調整しやすくなります。発電収益を地域の維持管理や復興につなげる効果も期待されます。

出典

アクアコネクトなみえ株式会社発表

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