【アンモニア】三浦工業・中部電力、小型貫流ボイラの混焼技術を共同研究

三浦工業と中部電力は2024年5月21日、都市ガスとアンモニアを混焼する小型貫流ボイラの開発に向け、共同研究契約を締結したと発表しました。中部電力ミライズを加えた3社で市場調査、製品仕様、商品化・販売も検討し、産業分野の熱利用工程における脱炭素化を支援します。

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名古屋の実験設備で燃焼試験

三浦工業と中部電力は、都市ガス・アンモニア混焼バーナの開発に加え、中部電力技術開発本部(名古屋市)に設ける実験設備で燃焼試験を行います。三浦工業が持つ小型貫流ボイラの製品・燃焼技術と、中部電力のエネルギー利用技術を組み合わせます。アンモニアは輸送・貯蔵技術が確立している一方、燃えにくく、燃焼時に発生する窒素酸化物(NOx)を抑える技術が必要です。

早期の商品化を目指す

アンモニアは燃焼時にCO2を排出しない燃料ですが、安定燃焼、NOx低減、残留アンモニアなどの課題があります。3社は燃焼性能と環境性能を検証し、市場ニーズや仕様も並行して詰めます。小型ボイラは工場の蒸気供給に広く使われるため、開発が進めば既存の都市ガス利用設備から段階的に脱炭素燃料へ移行する選択肢になります。

発表では、3社が産業用熱需要に対する脱炭素ソリューションとして早期の実用化を目指すとしています。電化が難しい高温蒸気用途で燃料転換を進めるには、既設設備との接続性や燃料供給、保安を含む製品設計が必要です。今回の研究はバーナ単体にとどまらず、小型貫流ボイラとして販売可能な仕様まで検討する段階に入ります。

出典

三浦工業株式会社発表

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