【水素供給】エア・ウォーター、名古屋に圧縮水素ガス製造拠点を新設

エア・ウォーターは2024年5月7日、グループ会社のエア・ウォーター・グリーンデザインが名古屋工場に圧縮水素ガスの製造拠点を新設したと発表しました。自社開発の水素ガス発生装置「VHR」と、トレーラー・シリンダーへの充填設備を設置し、東海地区の供給能力を従来の約2倍に拡充します。

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1時間300立方メートルを製造

名古屋工場は名古屋市南区にあり、VHRの設備能力は毎時300ノルマル立方メートル、水素純度は99.999%以上です。VHRは天然ガスから水素を取り出す装置で、同社は原料ガスと稼働電力を抑える高効率型と位置付けています。製造した水素は圧縮し、トレーラーやシリンダーで需要家へ配送します。オンサイト供給だけでなく、複数拠点へ運べる体制を整えました。

東海の工業需要に対応

同社は2019年5月からVHRを自社拠点や顧客工場に設置し、2023年度までに国内9基を配備しました。名古屋拠点では工業用途の既存需要に加え、将来のエネルギー用途の拡大を見込みます。天然ガス改質は製造時にCO2を排出するため、再エネ水素とは性格が異なりますが、当面の供給量確保と流通網の形成に使えます。今後の需要増に応じて、製造・充填・配送を組み合わせた地域供給網を強化します。

名古屋工場は、製造設備に加えて充填設備を同一拠点に置くことで、需要家の敷地に装置を設置できない案件にも供給できます。水素は体積当たりのエネルギー密度が低く、圧縮と輸送にコストがかかるため、需要地に近い製造拠点の配置が重要です。同社は東海地区で増加する半導体、金属処理、熱処理などの産業需要への安定供給を図ります。

出典

エア・ウォーター株式会社発表

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