三井不動産レジデンシャルと東京電力エナジーパートナーは2024年5月8日、初期費用ゼロ・月額定額の太陽光発電サービス「エネカリプラス」を新築分譲マンションに導入すると発表しました。対象は東京都内で開発中の「パークホームズ代々木西原」と「パークホームズ浅草六丁目」で、新築分譲マンションへの採用は国内初としています。

共用部と専有部で再エネ利用
東電EPが太陽光発電設備を設置・保有し、入居者側は初期投資を負担せずにサービスを利用します。発電した電力はマンションの共用部と各住戸で使い、余剰分は蓄電池にためて夜間などに活用します。停電時にも太陽光と蓄電池から電力を供給でき、日常の電気料金負担の軽減と防災性の向上を同時に狙います。
2025年度の設置義務化に対応
東京都は2025年4月から、大手住宅供給事業者などを対象に、新築建物への太陽光発電設備設置を求める制度を開始します。集合住宅は屋根面積を住戸で共有するため、戸建てとは異なる設備費負担と電力配分の設計が必要です。両社は、設備をサービス化して購入時の負担を抑え、分譲マンションでの導入を広げます。入居者が設備を個別所有せず再エネを利用できるモデルとして展開します。
導入物件では、発電量や住戸・共用部の需要を踏まえて電力を配分し、蓄電池を組み合わせて自家消費率を高めます。サービス料金を含む実際の負担軽減効果は、日射量や各家庭の使用時間帯によって変わります。事業者が設備の設置と保守を担うため、管理組合や入居者にとって長期の運用責任を明確にできる点も特徴です。