【DER実証】エナリス、低・高圧リソース6,927台で全調整力メニューの要件達成

エナリスは2024年4月24日、経済産業省が3年間実施した「蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業」の成果を公表しました。同社はコンソーシアムリーダーとして、再エネ発電側の収益改善と、蓄電池・EVなど需要家側資源の市場活用を検証しました。

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6,927台、20MW超を制御

分散型エネルギーリソースの実証には、低圧・高圧を合わせて6,927台、設備出力20MW超を導入しました。家庭用蓄電池、EV、産業用蓄電池などを束ねて制御し、需給調整市場の全メニューの技術要件を満たしました。特に低圧リソースの参加拡大を見据え、応動時間の短い一次調整力と二次調整力②でも、機器特性に応じた群管理により安定した応動性能を確認しました。

再エネ予測と市場取引も改善

再エネアグリゲーションでは、発電予測誤差によるインバランスを抑えながら収益を高めるため、バランシンググループの組成、予測時刻、市場取引、蓄電池運用を検証しました。積雪が太陽光発電に与える影響を予測するモデルや、洋上風力データのならし効果も分析しました。エナリスは得た知見をサービスへ実装します。多数の小規模設備を市場商品として扱うには、通信、計量、群管理、応動確認を一体で運用する必要があります。

一次調整力は周波数変動に対して最も速く応答する商品で、家庭用機器を束ねて参加するには通信遅延や個体差への対応が欠かせません。実証では個々の機器を一台ずつ扱うのではなく、特性の近い群として登録・制御する方法を検証しました。2026年度以降の低圧リソース活用拡大を見据えた、商用運用に近い成果です。

出典

株式会社エナリス発表

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