【バイオメタン】エア・ウォーター、家畜ふん尿由来LBMを商用化

エア・ウォーターは2024年5月10日、家畜ふん尿由来の液化バイオメタン(LBM)を商用化し、北海道音更町のよつ葉乳業十勝主管工場へ納入を始めました。同工場はボイラー燃料などに利用します。家畜ふん尿由来のバイオメタンを新たなエネルギー製品として製造・販売する取り組みは、同社調べで国内初です。

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年間360トン、LNG設備を活用

原料は、十勝地方の酪農家が保有するバイオガスプラントで発生する未利用バイオガスです。エア・ウォーターはこれを回収し、二酸化炭素を分離してメタンを99.9%以上へ精製した後、約マイナス160度で液化します。液化すると容積を約600分の1に圧縮でき、LNGタンクローリーで大量輸送できます。製造能力は年間360トンで、一般的なLNGの約90%の熱量を持ち、LNGとの混焼や既存のLNG供給設備の利用にも対応します。

国産燃料と地域課題の解決を両立

同社は環境省の実証事業を通じ、原料の回収・輸送体制、製造工程、品質を検証してきました。商用化後は、よつ葉乳業への安定供給を起点に、需要家と原料供給元の双方を広げます。LBMをLNG代替で使った場合、サプライチェーン全体で60%以上のCO2排出削減を想定します。工場ボイラーに加え、車両、船舶、ロケット、都市ガス混合用途でも品質実証を済ませており、酪農地域の国産エネルギー創出と、ふん尿に伴う臭気・水質汚染の軽減を両立する事業モデルを目指します。液化せずガスのまま販売する方式も、需要家の使用条件に応じて検討します。

出典:エア・ウォーター公式発表

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