Natureは2024年3月26日、ソフトウェアサービス「Nature Green」の有料オプション第3弾として、「蓄電池市場連動オートメーション」を提供開始しました。利用料金は月額300円(税込)です。スマートホーム分電盤ではなく、コンセントに接続して使用するスマホHEMS「Nature Remo E」を通じて家庭の電力データを取得し、日本卸電力取引所(JEPX)のエリアプライスに連動して家庭用蓄電池を自動制御します。市場価格が安い時間帯に充電し、高い時間帯に放電することで、電気料金の抑制を目指します。

需要実績と太陽光発電量を基に当日の充放電を計画
同機能は、スマートメーターから取得した過去の消費電力量を基に、当日の電力需要を予測します。利用者が選択した電力エリアの市場価格と予測需要を照合し、価格が低い時間帯に蓄電池へ充電、価格が高い時間帯に放電する操作を自動で実行します。価格の動きによっては1日に複数回作動し、制御終了後は蓄電池の運転モードを「自動」に戻します。
住宅に太陽光発電設備がある場合は、過去の発電実績と天気予報も予測に反映します。系統から安価な電力を充電するだけでなく、日中の自家発電量と家庭内需要を考慮して蓄電池を運用する仕組みです。固定の時刻設定だけで充放電する方式と比べ、需要、発電、市場価格の変化に応じた運用を可能にします。
停電用残量と市場価格をアプリで確認
停電への備えとして、蓄電池に確保する残量を0%から100%まで1%単位で設定できます。設定した残量に達すると放電を停止するため、料金削減を目的とした通常運用と非常用電源の確保を両立できます。アプリでは当日と翌日のJEPX市場価格をグラフで表示し、翌日分は価格確定後に確認できます。
Nature Remo Eは、消費電力、電気料金の目安、太陽光の発電・売電状況、蓄電池の充放電量をスマートフォンで確認でき、ECHONET Lite対応機器を制御します。本オプションはNature Remoアプリのバージョン33.1.0から利用でき、発表時には2024年8月末まで無料試用期間が設定されました。家庭用蓄電池を電力市場の価格変動へ連動させることで、需要家側のエネルギー管理を高度化するサービスです。