トリナ・ソーラーは2024年4月16日、ニュージーランドの再生可能エネルギー事業者Lodestone Energyと共同で、同国最大規模となる「コヒラ太陽光発電所」を完成させたと発表しました。発電所は北島北部のカイタイアに位置し、敷地面積は64万平方メートル、直流容量は33MWです。年間発電量は約55GWhを見込み、同社の試算では7,770世帯超の年間使用電力量に相当します。

6万1,000枚の両面発電パネルと追尾架台を一体導入
発電設備には、トリナ製の出力550W「Vertex」両面ダブルガラスモジュールを6万1,000枚使用しました。架台には、太陽の位置に合わせてパネル角度を自動調整する「TrinaTracker Vanguard 2P」を採用しています。追尾角度を最適化するアルゴリズムと両面発電モジュールを組み合わせ、パネル表面の直射光に加え、地面からの反射光も発電に利用して発電量の最大化を図ります。トリナにとって、モジュールと追尾システムを統合して供給したオセアニア地域初の案件です。
営農との両立と一括調達で事業性を高める
パネル列の間隔を広く確保し、追尾架台の高さを約6.5フィートとすることで、発電設備の下や周辺を農業に利用できる設計としました。農業が主要産業で、利用可能な土地に制約があるニュージーランドにおいて、太陽光発電と営農を同じ土地で両立させる余地を広げます。建設地では粘着性の低い土壌への対応が課題でしたが、基礎本数を抑えられるVanguard 2Pの構造と、Lodestone Energyとの基礎設計の協働によって施工条件へ対応しました。
モジュールと追尾架台を同じ企業から調達することで、設計・納入・契約交渉・アフターサービスを一本化できる点も特徴です。Lodestone Energyは、建設中のワイオタヘ太陽光発電所でもトリナのパネルと追尾架台を採用しています。コヒラ発電所は、機器単体の供給にとどまらず、設備設計と運用効率を含む統合型太陽光ソリューションの実績となります。